ついに Benq のカラーマネジメントモニター、SW2700PTを購入
しばらく前に IODATA EX LD2702DB という 27インチのモニターを購入したのですが
その時にもぼやいていましたが、どうもモニターの色が変・・・
ということで、購入して以来悶々としていました。
が、
ついにSW2700PTを購入いたしました・・・!
何気にBenqのモニターは初めてなのですが、 SW2700PT というモニターは
カラーマネジメントモニターという種類のものになります。
ざっくり言いますと、色にシビアな作業の多いフォトグラマ等に向けて正しい色を出す目的で作られたモニターです。
なので、このモニターにはこのような出荷時時点のキャリブレーションレポートなんて言うのも入っていたりします。
こちらはキャリブレーションレポートが貼ってあった箱の中身ですが、遮光フードのようです。
で、発泡スチロールの部分は二層構造のようになっており、
一段目がモニタースタンド等
二段目がモニター本体になります。
モニター本体はこんな感じ・・・・
最近のモニターは極薄ベゼル化が進んでいますが、発色重視のこのモニターは
太いベゼルですね。
私の場合、モニターアームを利用しているために付属のスタンドは未開封のままで必要になりそうなものだけざっくりと取り出しました。
接続完了後はこんな感じです。
ただの(?)モニターのはずなのに感動すら覚えます、写真じゃわからないと思いますが・・・
このモニターのスペックですが、以下のようになります
2560x1440(WQHD)/27型/IPSパネル
Adobe RGB色域を99%カバー
カラーマッチングソフトウェア(Palette Master Element)同梱
付属のOSDコントローラーで、AdobeRGB、sRGB、モノクロモードなど画面モードの選択が可能
遮光フードを標準搭載
輝度: 350 cd/㎡/応答速度:12ms(GTG 5ms)
アマゾンからの抜粋になりますが、ざっとこんな感じです。
値段は私が購入したときは 66000円ぐらいでした。
感想としては、WQHD は4Kほど見ずらくなく満足です。
発色は流石で、今まで IODATA EX LD2702DB 悩まされていた緑の発色が sRGB の色できちんと出力されます。また、黒が本当に黒いのには驚きました。
このディスプレイの機能の一つであるHWキャリブレーションも、spyder5pro で問題なく行えます。
ただし欠点として、キャリブレーションが20分ぐらいとかなり長いです。
おそらくディスプレイへの書き出しに時間がかかるのかな・・・?
あとは、色むら補正がないという点ですが、流石に価格を考えれば仕方ないですね。
モニターそのものに対しての注意点ではないですが一応補足として、実はGeForce は10bitカラーに対応していません。
Adobe rgb 等を扱おうと思ったら、Quadro 辺りが必要になるかもしれませんね。
私はそのうち買うつもりです・・・・というか、Pascalシリーズが充実してきた今がいいタイミングかも。
それ以外は目立った欠点がないぐらいいい製品です。
通常、カラーマネジメントモニターは10万を軽く超えるものがほとんどです。
それを、6万前後でここまで機能を充実させたモニターは他に類を見ないんじゃないでしょうか?
グラフィック関連の作業をする人に向けて、おすすめできる製品だとおもいます!
さて、モニターを買ったからには制作のほうを頑張らないと無駄に・・・・・